◇症状
7ヶ月前に右上腕部の腫瘍摘出摘出手術をしてから、右肩から指先までのしびれがあり、肩も四十肩のような症状で上がらなくなった。腕をあげるのが痛くて冷蔵庫の最上段に手が届かない。同時に背中、首周りが常に痛くて背中が丸まり顔が前に出た状態になっている。近所の接骨院で電気を当てる治療を1〜2ヶ月、同時に整形外科でリハビリを1ヶ月やってみたが、改善されなかった。
◇対象
当院の患者さまのご紹介で来院された79歳の女性 電車で通院30分
◇治療内容
反射刺激療法(柔らかく触り、脳に刺激を伝えて自己治癒力を引き出す治療法)
◇来院回数
1回
◇主訴
右肩から指先までが痛く、背中も伸びないため冷蔵庫と食器棚の最上段に手が届かなくて、生活が不便で疲れやすくなったし、何もかもがおっくうになった。
◇治療
まずは痛みがどうして起きているのかを把握するために、身体の動きのチェック。
両腕を横から同時に上げると左は耳の近くまで上がるのに対し、右は突っ張り感と重たい感じがして肩の高さくらいまでしかあがりません。
今度は前から同時に腕を上げると、左は耳の近くまで上がるのに対し、右は肩の高さくらいまでしか上がりません。
肩の動きを制限している原因が手術箇所周辺の筋肉の癒着、いわゆる四十肩といわれる肩関節周囲炎の症状が出ているためと判明。
背骨、腰も動きが少なく、首も動きがあまりでていない状態でした。
まずは身体を支える背骨(首、背、腰)を整える治療からスタート。
10分程度の背術後に再度身体のチェック。
「さっきまで背中も首も腕も重だるくて動きあなかっったのに、さっきより動かしやすくなっています!」
今度は肩関節を正常な位置に戻すなど触ること5分程度。再度、治療前にやった腕の可動域の検査をしたところ、
「あれっ?痛み、引っかかり、重さも軽くなってる!あっ!動く動く〜!治療前よりスムーズに上げられるようになりました。」
来院時は表情もかたく足取りもゆっくりだったのが、治療後は表情も明るくなって笑顔で「身体が楽になったから、先が明るくなった」とうれしそうでした。
◇治療方針
四十肩の症状は症状が軽ければ一回の治療で改善される事もありますが、症状を抱えている期間が長い場合、まずは肩の可動が出るまでは1週間に1回治療をしていくと、早くその症状から解放されやすくなります。ある程度動きが出てきたら、10日に1回、2週間に1回、3週間に1回のメインテナンスで、もとの自由な身体を取り戻す事ができていきます。
軽い四十肩の症状も放っておくと、石灰性腱炎や肩腱板断裂など、さらに深刻な状態に発展しかねます。肩が動かなくなると夜の寝つきも悪くなるし、日常の動きが全て困難になってしまいます。
きちんと治療していくと自由な身体を取り戻せます。
当院にいらっしゃる多くの患者さまは、あなたと同じように苦しんでいましたが、
症状が改善されて楽な生活を取り戻しています。
肩のお悩みご相談ください。
さかもとりえ